2022/07/15 データリンク層のフレーム化について簡単にまとめた

大学院入試で,このレベルの問題が出てくるらしい.
自分なら絶対解けない.

フレーム化の方式

データリンク層のフレーム化には3つの方式がある.

  1. バイト数
  2. フラグバイトとバイト詰め(byte stuffing)
  3. ビット詰め(bit stuffing)

バイト数

バイト数方式は,ヘッダー中のフィールドにフレーム中のバイト数を示す方法

宛先のデータリンク層がバイト数を見れば,後ろに何バイトあるか,すなわちフレームの終わりがどこにあるかがわかる.

欠点として,伝送誤りによりバイト数が誤って伝えらえる可能性があるということがあり,バイト数方式は単独ではほとんど用いられていない.

フラグバイトとバイト詰め

フラグバイト方式とは,フラグバイトと呼ばれる特殊な文字でフレームの両端を挟む方式

伝送誤りによって協会情報が失われても,その境界付近のフレームだけに影響するのみである.

ただし,バイナリデータが送られてきた場合,そのバイナリデータの中にフラグバイトが出現することがある.その場合,バイト詰めと呼ばれる手法が利用される.

バイト詰め

バイナリデータの中に現れるフラグバイトの前に,ESC(エスケープバイト)記号というフラグバイトとは異なる記号を挿入する方法.データ中にESC記号が現れた場合,さらにESC記号を挿入する.

ビット詰め

フラグバイト方式は1Byte=8bitであることを前提とした方式だった.

ビット詰め方式は,01111110 すなわち16 進の0x7Eでフレームの両端を挟む方式.1が5個以上連続しているデータは5個おきに0を挿入する.

最後に

間違ったこと書いてたらごめんなさい.

参考文献

edu.net.c.dendai.ac.jp - アンドリュー・S・タネンバウム,「コンピュータ・ネットワーク第五版」